箱根湯本は、一年を通じて多くの観光客でにぎわう人気の温泉地です。しかし、憂鬱な混雑を避けて、存分にその魅力を堪能する方法が完全ではないですが、ある程度緩和できるコースがあるのをご存知でしょうか?この記事では、小田原在住の筆者が実践するなるべく混雑回避のコースをご紹介します。
早朝のひんやりとした空気を満喫する穴場スポットから隠れた名所、そして地元ならではの味覚…。
さらには、賢く利用することで創造されるゆとりある旅の計画例まで、あなたの箱根湯本観光を疲れずに満足させる方法を披露します。疲れずに湯本を満喫する特別感、きっとこれからの旅の幅が広がると思います。
箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 混雑回避
箱根湯本は箱根の玄関口であり、多くの観光客が訪れる人気のエリアです。そのため、混雑を避けるためには、以下のポイントに注意するとよいでしょう。
交通手段を工夫する
箱根湯本駅周辺は駐車場が限られているので、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。公共交通機関とは小田原より箱根登山鉄道を利用するのが確実です(小田原駅周辺に車を駐車して電車移動も確実)
ただし、電車利用は到着後に徒歩もしくはバスを利用することになります。
また夏冬や雨風など天候の変化に左右されるデメリットもあります。
車移動に関しては、特に週末の湯本へ向かう国道1号線は、小田原方面からの流れに二つの高速道路(西湘バイパス、小田原厚木道路)が重なって湯本駅に向かって来るので 湯本駅前を中心に渋滞は必死です。
今回は車使用前提で徒歩も含めますが、まずはこの道路事情を最大限に緩和するコースを選択してみます。
観光スポットの混雑状況を確認する
箱根町では、観光客の満足度や地元の住環境などの向上を目指して、「箱根観光デジタルマップ」を提供しています。(https://www.hakone.or.jp/8441)「箱根観光デジタルマップ」をリリースしました。
|箱根町観光協会公式サイト 温泉・旅館・ホテル・観光情報満載!( hakone.or.jp)
このマップには、箱根湯本駅前や強羅駅前のタクシー待ちの人数のほか、観光地周辺などの駐車場の混雑状況が確認できます。また、混雑を避けたおすすめの周遊コースも提案されています。情報を参考に、周遊するのに最適な時間帯や場所、交通手段を選択すると、渋滞を避けた効率的な観光が可能です。
箱根湯本の観光モデルコースを参考にすると、食べ歩きやお土産探し、カフェ巡りなどを歩いて楽しむことができます。また、歴史と温泉を巡るコースもあります。自分の興味や時間に合わせて、コースを選んでみてください。
まずは、今回は小田原人オリジナルの箱根湯本をスマートに巡る方法について述べてみました。信じるか信じないかはあなた次第です。
当ブログイチ押しの箱根の有益記事です。箱根を便利にフリーパスでお得に、あると助かる情報に仕上げてみました。ご参考になれば幸いです。
箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 事前学習
朝早めのスタートで混雑を避ける
これは、どこの混雑観光地に行く時の必須事項になりますが、箱根湯本は須雲川(早川)沿いに小さく開けた扇状地であり平坦な土地が狭い地域です。
それ故に、湯本を通る道路の本数は少なく、駐車場にも限りがあります。
要はその状況下へ車でアクセスするということなのです。
基本的には週末は渋滞必須、駐車場探しも早い時間からということになります。
完全に混まない道、混まない店は特段難しいですが少しでも回避できる経験則でお伝えいたします。
周辺エリアへ足をのばす
今回お伝えしたい本丸の部分にもなりますが、湯本は基本的に狭い温泉街です。
湯本は大まかに駅周辺と奥地の奥湯本に分かれます。
湯本から少し奥に離れますが『畑宿』と呼ばれる地区があります。湯本ほどのネームバリューはないですが 箱根感を感じながらそれほど混まずに楽しめて食事ができるなら どうでしょうか。
楽しんで食事をした後、湯本へ下り湯本で散策と食べ歩き、最後に温泉のコースになります。
要は湯本で最大に混み合う、道路、食事、そして楽しみ場が少ない部分をカバーしてから 湯本で比較的に混まない場所を選べば、疲れずに満足ができるはずです。
箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 混雑回避方法
箱根湯本駅前を避ける(車では近寄らない)
普通に箱根湯本を訪れるには国道1号線が基本になります(車移動の場合) 今回は国道1号線で湯本には近寄らず『箱根新道』を利用して、須雲川インターチェンジで降ります。この須雲川インターチェンジは小田原方面からの下り線と、小田原方面へ帰る上り線があるハーフインターです。
芦ノ湖方面から降りる、芦ノ湖方面へ向かうはできないのでご注意ください。
電車移動で徒歩の場合は箱根湯本駅周辺を散策からになります。
須雲川インターチェンジを降りて『畑宿』へ向かう
箱根新道の須雲川インターチェンジを降りて畑宿に向かいます。インターを降りて左が畑宿(車で5分弱)、右が湯本(車で5分弱)、県道732号線になります。
今回はまず『最奥湯本の畑宿』に向かいます。
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箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 最奥の湯本畑宿
畑宿で遊び『ます釣り、寄木細工』を楽しもう!
畑宿を最奥の湯本と呼ぶには賛否両論あるかとは思いますが、芦ノ湖から流れる須雲川は畑宿を通り、湯本、小田原へと流れます。
実際の畑宿での須雲川(早川)は、当然上流にあるので湯本や小田原より風光明媚でキレイです。そんな場所での『ます釣り』はいかがでしょうか。
また釣りが苦手、魚が苦手な方へは木工作業体験ができる『体験寄木細工』があります。
これは湯本や小田原では完成品の購入はできますが、実際の見学や体験は『最奥湯本の畑宿』だけです。
まさに最奥だからこその体験ができますよ。
畑宿で名物『とろろそば』を食べよう!
また、遊んだ後は、畑宿で名物の『とろろそば』など手打ちそばで腹ごしらえはいかがでしょう↓。
この後、湯本へ行きますが有名な『はつ花そば』はいつの時間も行列ができていて、その他の蕎麦屋も常に混んでいます。湯本での拘りがなければ畑宿での蕎麦をオススメします。
ちなみに湯本にある『はつ花そば』は小田原と南足柄にも支店があります。南足柄店が1番空いているので、帰りに寄るのも一手です。
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箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 裏湯本通り
裏湯本にあるおすすめ駐車場
畑宿より県道732号線を湯本(小田原)方面に向かい約10分ほどで湯本に到着します。
その際の駐車場ですが前述の通りに湯本は駐車場の台数に限りがあり、また混み合う為、駅や国道1号線沿いは避けたほうが良いです。
筆者のオススメは仲町にある『箱根仲町駐車場』がオススメです。駅前まで多少あるきますが(徒歩7分ぐらい)、帰りの際の利便性と混み合わない駐車場で比較的安価な料金設定だからです。
箱根の代表的温泉街、湯本で散策と体験と食べ歩きを!
ここからは電車利用で徒歩での湯本観光と重複できるコースになります。
箱根湯本は須雲川が目の前にあり、有名な赤い橋『あじさい橋』があり、その場所から人力車で観光巡りもできます。
箱根湯本駅周辺を散策するなら、人力車は楽しい選択肢です。温泉街の歴史や自然、人気ショップ情報などをガイドしてもらえます。コースは20分と40分、60分の3種類があります。
また徒歩での散策では、あじさい橋を渡り左手には富士屋ホテル、右手は『ほたる公園』があります。
梅雨時は駅近でホタルの見える公園として有名です。その時期は、マナーを守ってホタル鑑賞をしてください。
その他のおすすめ散策コース
早雲寺:北条早雲の息子によって創建された臨済宗の古刹で、北条氏の肖像画などの文化財が伝えられています。梅や桜の名所でもあります。
玉簾の滝:温泉施設「天成園」の庭園内にある滝で、流れ落ちる清水が「玉すだれ」のように細く落ちることから名付けられました。水音の美しさやパワーを感じられます。
旭橋:早川に架かるアーチ型の橋で、箱根のランドマークのような存在です。湯本橋から旭橋と早川を合わせた景観はとても美しいです。箱根駅伝のコースでもあります。
体験事は駅近にあるガラスアート体験はいかがでしょうか。『上田工房』という体験できるガラスアートがあります。建物の3階にあるので少しわかりにくいですが、丁寧に対応してくれますよ、オススメです。
小腹が減ったら湯本王道の温泉まんじゅうである『箱根まんじゅう』はいかがでしょう。
キングオブ湯本の食べ物なのでハズさないです。
スイーツではティラミスやジェラート、賞味期限10分の餅など食べ過ぎに要注意ですよ。
また食事処も充実しています、混み合うのであまり勧めませんが、はつ花そば、湯葉丼、山そばなど湯本を代表する食事処は健在です。
せっかくなので王道のショッピング&グルメスポットも紹介
王道の湯本での食べ歩きの全体像をご紹介します。これまでは、なるべく混まない疲れない時間をとらせない『コンパクトな旅』でしたが、せっかく湯本に来たのに穴場ばかりですと 旅の思い出が薄くなると思われる方へ向けて、王道の見どころも紹介しておきます。
箱根湯本温泉街は、食べるものや買うものが豊富なエリアです。
ショッピングスポットとしては、駅前商店街にある「菊川商店」や「さがみや」がおすすめです。菊川商店では、カステラ生地に白餡が詰まった「箱根まんじゅう」を販売しており、さがみやでは、木の実を使ったお菓子やスイーツを販売しています。どちらも箱根のお土産にぴったりです。
グルメスポットとしては、駅から徒歩約5分のところにある「はつ花そば 本店」や「直吉」がおすすめです。はつ花そば 本店では、自然薯そばや山かけそばなどのそば料理を楽しめます。直吉では、出汁の効いた湯葉や豆腐料理を味わえます。どちらも地元の食材を生かした和食です。
スイーツスポットとしては、駅前商店街にある「箱根焙煎珈琲」や「箱根てゑらみす」がおすすめです。箱根焙煎珈琲では、コーヒーの香りがするソフトクリームを販売しており、箱根てゑらみすでは、ティラミス専門店として本格的なスイーツを提供しています。どちらも甘いもの好きにはたまらないスポットです。
以上が、箱根湯本温泉街を彩る王道のショッピング&グルメスポットの一部です。他にも、手焼堂や杉養蜂園、グランリヴィエール箱根などもおすすめです。ぜひ、散策してみてください。
当ブログイチ押しの箱根の有益記事です。箱根を便利にフリーパスでお得に、あると助かる情報に仕上げてみました。ご参考になれば幸いです。
箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース 公共の温泉
一度は体験したい公共の源泉掛け流し温泉!
箱根湯本には様々な温泉があります。有名な箱根湯寮、富士屋ホテル、天成園、奥湯本の天山などがありますが、駐車場待ちの車で混雑しており尚且つ風呂に入っても『芋洗い』状態です。
そこでオススメしたいのが源泉掛け流しの『弥坂湯』です。帰りの利便性の良い駐車場の近くにあり、尚且つ湯冷えもしない距離なのでオススメの温泉になります(駅から徒歩でも行ける距離ですよ)
公共の温泉なので有名な日帰り温泉のような設備が揃ってはいませんが、割り引いてもメリットのほうが大きいかと思います。
電車利用の方は湯本駅裏にある『かっぱ天国』か『天然温泉 和泉』がおすすめです。無料の足湯もあり交通の利便性が抜群です。
当ブログイチ押しの箱根の有益記事です。間違いやすい箱根ロープウェイと駒ヶ岳ロープウェイとの違いについて、あると助かる情報に仕上げてみました。ご参考になれば幸いです。
まとめ:箱根湯本観光の極意!徒歩と車で巡る最高のモデルコース
今回は箱根を代表する温泉街『箱根湯本を効率的に』混雑をなるべく回避すべく、土地勘のある筆者の小田原人が長年の知恵で提案してみました。 せっかく湯本へ来て待ち時間ばかりで1日が終わってしまうことにならないように 是非とも楽しんでいただきたいと思います。
今回のコースのおさらいをします。
1,小田原厚木道路、西湘バイパスからは湯本方面へ行かずに三島方面(箱根新道)へ向かう。
国道1号線からは山﨑インターチェンジより小田原箱根道路に乗り、箱根新道へ。
2,箱根新道の『須雲川インターチェンジ』を降りて左側『畑宿』方面へ向かう。
3,『最奥の湯本』畑宿にて遊びと食事を済ませる。
4,県道732号線を小田原方面へ下り湯本へ向かう。
5,駐車場は少し離れた『仲町駐車場』がベスト、少し歩くが帰りの利便性と混み合わない駐車場である。 6,仲町駐車場より歩いて湯本駅方面へ向かう。
7,湯本で散策と食べ歩きを満喫する(電車利用、徒歩の場合はここから)
8,帰り際に駐車場近くの源泉掛け流しの『弥坂湯』にて疲れを癒す。
9,仲町駐車場より再び須雲川インターチェンジに向かい小田原方面へ向かう。
箱根湯本では、多くの観光客が訪れる名所が点在しており、時には混雑に巻き込まれることも少なくありません。しかし、地元の箱根や小田原近隣の人々が工夫する混雑回避方法を取り入れることで、より心地よい旅行体験が実現します。早朝や平日の訪問を心掛けることで人出を避け、人気のあるスポットへはオフピークタイムに出向くことが肝心です。また、周辺の隠れた名所を巡ることで、独特の魅力を満喫しつつ、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。この記事を通じて箱根湯本を存分に楽しむためのヒントを提供できれば幸いです。次回の旅行の参考にして、贅沢な時間をお過ごしください。